國語讀本
國語改革より前󠄁に小學校の國語の授󠄁業で使はれてゐた敎科書の一部は、國立國會圖書館デジタルコレクションにて無料で閱覽できます。當時學校で敎へられてゐた表記は、現代の私達󠄁が正漢字・正かなづかひで書く際の參考にもなります。また一部で言はれてゐる、「『現代仮名遣い』が普及󠄁したのは明󠄁治時代の言文一致運󠄁動から」「戰前󠄁は殆どが漢字カタカナ交じり文で、漢字ひらがな交じり文は珍しかつた」「舊字體を一點之繞で書いてはならない」の類が誤󠄁りである事も分ります。當時は「カタカナ先習󠄁」つまりカタカナを先に習󠄁つた後にひらがなを習󠄁ふ方式でしたし、活字體と楷書で書き方も少し異ります。
參考までに、國語讀本以外の敎科書も紹介します。「戰前󠄁は左橫書きが存在しなかつた」といふのも誤󠄁りで、實際には「算術󠄁の敎科書の書き方」としてお馴染みでした。
ハナハト讀本
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷一(大正七年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷二(昭和元年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷三(昭和三年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷四(昭和三年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷五(昭和六年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷六(昭和七年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷七(昭和六年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷八(昭和八年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷九(昭和四年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷十(昭和四年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷十一(昭和四年)
- 尋󠄁常小學國語讀本 卷十二(昭和六年)
サクラ讀本
- 小學國語讀本 尋󠄁常科用 卷二(昭和八年)
- 小學國語讀本 尋󠄁常科用 卷七(昭和十一年)
- 小學國語讀本 尋󠄁常科用 卷十二(昭和十三年)
その他の國語讀本
- 尋󠄁常小學讀本 小學校敎科用書 一(明󠄁治二十年)
- 高等小學讀本 五(明󠄁治二十二年)
- 高等小學讀本 六(明󠄁治二十二年)
- 高等小學讀本 七(明󠄁治二十二年)
- 小學讀本 小學校敎科用書 三(明󠄁治二十三年)
- 小學讀本 卷三(明󠄁治二十三年)
- 小學讀本 卷四(明󠄁治二十三年)
- 尋󠄁常小學讀本 沖繩縣用 卷八(明󠄁治三十二年)
- 高等小學讀本 農村用 卷三(昭和三年)
- 高等小學讀本 農村用 第三學年用 下(昭和六年)
- 高等小學讀本 農村用 第三學年用 下 修正(昭和九年)