正字・正かなの國語を讀書きしてみませんか
「ことばは、思想傳達󠄁の手段であると述󠄁べられてゐるが、ことばはそれ以前󠄁に、ものを考へる手段であると思ふ」――吉田富三
正字・正かなは、讀むだけでも十分樂しいですが、思ひ立ったら是非書いてみませう。書くことは憶える早道󠄁です。卒業論文での文獻引用、昔の作品の覆刻、短歌・俳句・小說・隨筆等の文藝と、「今でも私達󠄁が自由に使っても良い」表記です。
- 百漢字 正字新字一覽表 使用頻度の高い正漢字を百字嚴選󠄁。
- やちまた ウェブ版 新字・新かなの文章を、新舊兩方の漢字とかなに相互變換出來る形式に變換。
- 暫定正字明󠄁朝󠄁 正漢字による明󠄁朝󠄁體フォント(無償)。
- コンピュータによる舊字舊かな文書作成󠄁入門(PDF版は無償)
- (外部サイト)歴史的仮名遣い教室歷史的󠄁假名遣󠄁の「書き方」を學べる。
- (外部サイト)国立国会図書館デジタルコレクション正字・正かなによる文獻も多く揃へる。
- (外部サイト)青空文庫「舊字舊假名」や「新字舊假名」による作品も多く揃へる。
本會の主宰・參加する催し(過󠄁去の催しはこちら)
九月󠄁二十八日(土) 秋の國語講󠄁演會
※例年より早めに開催します!
九月󠄁二十八日(土)午後一時より、東京の御茶ノ水驛近󠄁くの「斯文會館」にて開催されます。
「また斯文會館で講󠄁演會を聞きたい」「小堀桂一郞先生の講󠄁演を聞きたい」といふご意󠄁見をいただきましたが、今囘どちらも實現しました。
斯文會は國の史跡である湯島聖󠄁堂を維持管理する民間團體で、その事務所󠄁と講󠄁堂のある斯文會館は昭和十(一九三五)年に建てられた歷史ある建物です。
小堀桂一郞先生は、歷史的󠄁かなづかひによる政治論說記事(產經新聞の「正論」欄)や、日本會議の副會長と、巷では政治的󠄁分野でご存じの方が多いかも知れませんが、實はドイツ文學の硏究者・森鷗外の硏究者と、文化󠄁的󠄁な活動も見逃󠄂せません。本會の機關誌『國語國字』にも、漢字制限で滅ぼされて私達󠄁の知らなかった美しい言葉をあちこちに織り込󠄁んだ、勿論正漢字正かなづかひによる手書きの原稿をお寄せくださいます。
そんな小堀先生が、近󠄁代の日本の國語の歷史や、戰前󠄁の學校敎育の思ひ出を織り交ぜながら、戰後の國語改革の問題點や、今後の私達󠄁の國語の復興について語ってくださる豫定です。
■講󠄁演會・茶話會 一時~四時半󠄁
講󠄁師 小堀桂一郞(東京大學名譽敎授󠄁、本會常任理事)
■會費 講󠄁演會・三千圓、茶話會・千圓
■物販
國語問題協議會發行:『國語國字』バックナンバー、『國語問題協議會四十五年史』、『皇室敬語(覆刻版)』『令和疑問假名遣󠄁』『平󠄁成󠄁新選󠄁百人一首』
文字文化󠄁協會發行:『新しい「舊字・舊かな」文書處理』、學習󠄁漫畫『本字を知る樂しみ』他
文語の苑發行:『文語五十撰(明󠄁治大正)』他
はなごよみ發行:『コンピュータによる舊字舊かな文書作成󠄁入門 二〇二四改訂版』、『みんなのかなづかひ』バックナンバー(※新刊は恐󠄁らくありません)
茶話會終󠄁了後は卽撤收しますので、御早めにいらして下さい。
■參加のお申込方法
會員の皆樣は勿論、會員ではない方も歡迎󠄁致します。座席數や頒布資󠄁料の部數の把握の爲、電子メール・郵便・FAX(または、Twitterを御利用の方はTwiPlaも可)にて、出來るだけ事前󠄁に御聯絡いただけると助かります。講演會のみ・茶話會のみご參加の方はその旨お申出下さい。また、會費は郵便振替または會場にて御支拂下さい。
パンフレット(PDF版)
十二月󠄁三十日(月) (東京にて開催の催しに出展?)
(十一月󠄁八日以降に詳細を發表します)
本會以外による、傳統的󠄁な國語の理解に役立つ催し
(本會の國語國字問題に關する立場と異るグループのものも含む)
令和六年九月󠄁六日(金)~十六(月󠄁祝)YOUCHAN個展「本をめぐる冒険4」 あゝ華族樣だよと私は噓を吐くのであつた 渡邊温の作品をYOUCHANのモダンなイラストと共にいはゆる舊字・舊假名で覆刻。先行販賣及󠄁びギャラリーにて繪を展示。
令和六年九月󠄁二十七日(金)午後八時~ みんなで翻刻してみた(江戶時代の文獻を視聽者と共に讀みながら飜刻するネット配信番組)
令和六年十一月󠄁三日(日) おもしろ同人誌バザール@神保町(*)
令和六年十二月󠄁三十日(月󠄁) コミックマーケット一〇五(*)(當落は十一月󠄁八日に決定。入場にはリストバンドの事前󠄁購󠄂入が必要󠄁)
(*)サークル「はなごよみ」が本會發行物を含め正字・正かなによる册子を頒布豫定
御報せ(過󠄁去の御報せはこちら)
令和六年九月󠄁十一日
駒井鐵平󠄁理事が九月󠄁五日に逝󠄁去されました。「荒󠄁魂之會」の代表として正統國語を守る活動を長年續けていらっしゃいました。ここに謹んで哀悼の意󠄁を表します。
令和六年八月󠄁十八日
詳しくは十一月󠄁八日以降に發表します。
令和六年八月󠄁十日
國語問題の變遷󠄁と本協議會に國語問題略史を追󠄁加しました。『國語問題協議會の栞』初版(昭和三十四年)~第五版(昭和五十一年)に揭載されてゐたものを電子化󠄁しました。